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「腹式呼吸の仕組みわかるマシーン」の作り方 [呼吸法]

管楽器を演奏するのに重要とされているキーワードに「腹式呼吸」があります。
しかし意外とそのイメージを持っていない人が多いようです。
腹式呼吸のポイントである横隔膜の動きを簡単な模型を作って見てみましょう。

簡単な工作なのでぜひ作ってみてください。


材料


空のペットボトル(1.5Lぐらいの大きさがいいと思います。)×1
ストロー×1
ゴム風船×1
ラップ×30cmほど
その他、身近なものを適宜利用してください。

工具
はさみ、カッターなど
セロテープなど


①ペットボトル上側を15~20cmほど残して下側を切り取ります。


②ストローの先にゴム風船をテープなどで隙間なく付けます。


③ストローとゴム風船を図のように付け、ペットボトルの口とストローの隙間を密閉してください。
ラップなどそこら辺にあるものを詰めた後テープで固定すればいいでしょう。
ストローが長いようならば切り取ってください。


④ラップの中央にツマミを作ります。
中央部を指でつまみテープや輪ゴムで固定します。


⑤ペットボトルの底を覆うようにラップを付けます。
この時、図中央のようにツマミをもって上下に動くようにします。
ストローを吸って風船の中に空気を抜きながらツマミをペットボトルの中に押し込み、図右のように風船の中にできるだけ空気が入らない&ペットボトル内の容積が小さくなるように気をつけながらテープなどでラップをペットボトルの表面に隙間なく固定します。


⑥完成です!


使い方
ツマミをペットボトルの内側に押し込むとペットボトル内の気圧が変化して風船の中の空気が外へ流れ出ます。
反対に外側に引っ張ると風船の中に空気が入り風船が膨らみます。
うまくいかないときはペットボトルの中が密閉されているか確認してください。
できるだけペットボトルの内側の空気が少ないほうがうまくいくようです。

ペットボトルは体、風船は肺、ラップは横隔膜、ストローは気管にあたります。
この模型からわかるのは横隔膜と肺の関係です。
横隔膜を下に下げるとその分、肺に空気が入ってきます。
反対に上げると空気が出て行きます。
これは体の中の体積が一定だからです(ほぼ)。
横隔膜とともに体の下側へ移動した内臓の分だけ肺には自然に空気が入ってきます。
そして空気を出す量や強さを調節するのもここです。
この横隔膜をコントロールするのが腹筋です。
意識すべきは肺ではなくおなかなのです!


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