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アーティキュレーションとは? [アーティキュレーション]

アーティキュレーションを音楽辞典で調べると…

アーティキュレーション 【articulation (英・仏)】
旋律などをより小さく区切り、音の形や強弱を変化させ表情をつけること。

…とかなり要約しましたがこんな様なことが書かれています。
吹奏楽においてはテヌート、スタッカート、マルカート、スラーなどが基本的なアーティキュレーションとなります。
演奏においてこれらの違いをはっきり表現しわけることを一般にアーティキュレーションを付けるといいます。

アーティキュレーションはほとんどの場合譜面に書かれていますのでよく注意して見落とさないようにしなくてはいけません。

テヌート、スタッカート、スラーには記号があります。

これらは記号を使わずに書かれていることもあります。
テヌート → tenuto または ten. など。
スタッカート → staccato または stacc. など。
スラー → slur など。
これらを見落とさなければOKです。

マルカートには特定の記号がありません。
marcato または marc.
と書かれていればマルカートです。


いかなる音の形のことでもアーティキュレーションというので、全ての音にアーティキュレーションがついているといえます。
だからこそ全ての音のアーティキュレーションについて考えることが必要になってきます。
適当に演奏していたのでは適当なアーティキュレーションになってしまうので音楽全体が適当で意図しないものとなってしまいます。

譜面上の音符に何もかかれていない場合は自分でアーティキュレーションを決めなくてはなりません。
このとき、テンポの速い曲はマルカート、遅い曲はテヌートを基本とします。
何も書かれていないからといってアーティキュレーションは関係ないわけではありません!


アーティキュレーションは確実な形があるわけではなく非常にあいまいな形をしていることも多々あります。
例えばスタッカートとマルカートの中間ぐらいの形など。
記号や指示語で特定のアーティキュレーションが書かれていてもあえてあいまいにすることも時には必要です。
それらは演奏する音楽の目的に沿った意味のあるものでなくてはなりません。
どのように演奏するのか指揮者やプレイヤーの音楽的センスが問われます。
いい音楽をたくさん聴いてセンスを磨くことが大切です。


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