拍子とリズムの関係 [譜面]
拍子はよく2拍子系、3拍子系、変拍子系などに分類されます。
2拍子系は1小節を2つに分けてとる拍子です。
2/4拍子は1小節を四分音符で2つに分けます。
同じように3拍子系は1小節を3つに分けてとる拍子です。
3/4拍子は1小節を四分音符で3つに分けます。
変拍子はこの2拍子系と3拍子系を組み合わせたものをいいます。
例えば5拍子や7拍子など。
ちなみに4/4拍子は2拍子を2つ組み合わせた2拍子系の拍子です。
小節の下の単位が拍子だとすると、その拍子の下の単位は拍ということになります。
拍も拍子と同じように考えることができます。
1拍を2つに分けてとる2連符系。
八分音符は1拍を2つに分けているので2連符系です。
1拍を3つに分けてとる3連符系。
1拍を3つに分けています。
2連符系と3連符系を組み合わせたもの。
例えば5連符や7連符など。
さらに細かく見て音符をさらに2つ3つなどに分けることもできます。
八分音符を3つに分けたのと同じですね。
このように見ると拍子とリズムは同じルールで出来上がっていることがわかります(拍子がリズムだということも!)。
このルールの上で様々なリズムが生み出されます。
それぞれの拍子、リズムの中のどの部分で音を聴かせるか、聴かせないか、です。
3/4拍子で最初の拍だけ音を出せば次のようになります。
3/4拍子で2拍目を3つに分けたうちの2つ目の音だけを出せば次のようになります。
このようにパターンの組み合わせでリズムを作っていくと1拍の中に作りえるパターン数がおぼろげにわかりますね(それが多いと感じるか少ないと感じるかはあなた次第!)。
単位を1小節にするとさらに増え、曲全体では相当数のバリエーションが考えられます。
これらのことを理解していれば初めて出会う拍子やリズムにも立ち向かっていけるでしょう。
もちろんこれらは理屈だけでなくリズム感として身に付けなくてはなりません。
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